2011年10月1日土曜日

オンラインショップは、現代の棒手振り商売とおもふ

棒手振り(ぼてふり)商売とはなんぞやというのは、wikipedia等が詳しいですので、そちらにおまかせするとして、ま、かんたんにいうと天秤をかついで、いろんな品物を売り歩く商売のことです。

広まったのは江戸時代とのこと。
出来合いのものやその日の食材を桶に入れて、売るという特別な技術を要することもないため、幕府は、社会的弱者の自立対策として、かんたんに許可証を取得できるようにしたのだそうです。
これによって社会的弱者も飢えることなく、江戸という町が、一気に華やいだと一説には言われています。

私が思うのは、さぞ江戸の庶民は、いろんな棒手振り人がやってきて、楽しかっただろうなあということです。

豆腐、金魚、油揚げ、納豆、野菜、魚、風鈴、おもちゃ、煙草、甘味。
きっと家の中にいても、次々といろんな掛け声が聞こえてきて、わくわくしたんではなかろうかと思います。

そんなことをぼやーっと考えていてふと思ったのが、家の中にいて、次々とめぐることができるオンラインショップの楽しさというのは、この棒手振り商売と似ているのではないかってこと。
とはいえ、売り手の個性がスパークして、次々に客を魅了していく実際の棒手振りに比べると、まだまだ今のオンラインショップは、つまらないかもしれませんね。

人が売るということを、もう少し考えなきゃ。

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